夏映画への助走期間が始まる6月は、バラエティーに富んだ作品が控えています。超大作は不在ですが、ドラマ性の高いものから、エンタメに全振りしたもの、映画賞レースを賑わしたもの、意外なドキュメンタリーやお馴染みのアニメシリーズなど、多種多様な作品が毎週のように公開され、選んで回るのが楽しくなります。
今月も公開日順におすすめ5作品を紹介します。
1979年に放映された「機動戦士ガンダム」の第15話を翻案し、再映画化。これまでメインのストーリーラインから外れていたこともあって幻のエピソードとされていた「ククルス・ドアンの島」の物語が長編アニメーションとしてよみがえります。期せずして、戦火が広がる中で、戦争の縮図ともいえるテーマをはらんだ今作は、幸か不幸か非常にタイムリーな題材となりました。
アムロ・レイを筆頭に人気キャラクターが総登場、ガンダム、ザクなどのお馴染みのモビルスーツなどのメカニック描写にも注目です。「機動戦士ガンダム」のアニメーターだった安彦良和が「自分が関わる映像のガンダムはこれが最後」と語っており、必見の一作です。

『戦場のピアニスト』のアカデミー賞監督ロマン・ポランスキーの最新作。19世紀のフランスで実際に起きた冤罪事件「ドレフュス事件」の顛末を映画化した歴史サスペンス。2019年・第76回ベネチア国際映画祭審査員グランプリ受賞。
国家権力による人種的偏見に端を発した、隠ぺいと改ざんを潜り抜け、無実のスパイ容疑で捕らわれている将校を救い出すために一人の男が一発逆転を図ります。描かれる出来事は100年以上前の出来事ですが、国家と個人の在り方などは現代の世界においても通じる部分が多く感じることができます。

https://longride.jp/officer-spy/
人気シリーズ4年ぶりの長編アニメーション作品。これまで様々な形で原作に登場してきた悪の組織“レッドリボン軍”が復活。新たな最強の人造人間ガンマ1号、2号が登場し、孫悟空や孫悟飯、ピッコロに襲い掛かります。
2013年の『ドラゴンボールZ 神と神』以降は海外市場も視野に入れた作品展開がされていて、海外での興行収入も右肩上がり。前作『ドラゴンボール超 ブロリー』は世界興行収入が1億ドルを超える大ヒットを記録し、本作も世界的な成功が期待されています。

今年(2022年)95歳の誕生日を迎え、在位70周年となるイギリス君主エリザベス2世を取り扱った初の長編ドキュメンタリー。
1930年代から2020年代までの膨大なアーカイブ映像からエリザベス2世の足跡をたどり、これまでにあまり見られることのなかった女王の素顔にも迫っていきます。
ザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンローといったスターのほか、歴代政治家やセレブなど、そうそうたる人物も数多く登場し、それを見つけて回るだけでも楽しい一本です。

http://elizabethmovie70.com/#modal
ディーン・フジオカ&岩田剛典のコンビで2019年秋に放映された和製シャーロック・ホームズのドラマ「シャーロック アントールド ストリーズ」の映画化作品。原作でも人気の高い「バスカヴィル家の犬」を日本の瀬戸内海の離島に舞台を移し、新たな事件を描きます。
これまでも日本ではドラマだけでなく、アニメや人形劇など和製シャーロック・ホームズの翻案映像作品が作られてきましたが、本作は日本初和製シャーロック・ホームズの”実写”映画となります。
監督は『ガリレオ』シリーズなど長編ミステリー映画に実績のある西谷弘ということで安定の脚本です。

https://baskervilles-movie.jp/
これらの作品以外にも、6月は人気コミック&ドラマを映画化した『極主夫道 ザ・シネマ』、長谷川博己&綾瀬はるか共演の『はい、泳げません』、異色の文科系哲学ラブコメディ『恋は光』、骨太時代劇『峠 最後のサムライ』、豪華キャスト共演のハリウッド大作『ザ・ロストシティ』、是枝裕和監督初の韓国映画『ベイビー・ブローカー』などの公開が控えています。
文:村松健太郎(映像文筆家)
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