スルガ銀行をメインバンクとする企業は3,999社。静岡県内に本店を置く清水銀行は、貸出金残高がスルガ銀行の約3分の1だが、企業数は3,002社とほぼ肩を並べる。一方、貸出金残高は清水銀行の約3倍あり、スルガ銀行がいかに個人向け融資に特化していたかがわかる。
スルガ銀行がメイン先の3,999社を資本金別でみると、資本金1億円未満(個人企業他含む)は3,968社(構成比99.2%)だった。静岡県内に本店を置く他の銀行も資本金1億円未満が98%以上を占め、中小企業が圧倒的に多い県内経済構造が背景にある。だが、スルガ銀行が他の県内銀行と異なるのは100万円未満(個人企業除く)が58社(同1.4%)で、唯一構成比が1%を超えている。スルガ銀行は、企業向けでは小・零細企業を中心に営業していたことがわかる。
スルガ銀行をメインバンクとする3,999社を産業別でみると、最多は建設業の1,528社(構成比38.2%)。不動産業は229社(同5.7%)で、構成比は県内4金融機関で最も高い。
また、製造業は391社(同9.7%)で県内4金融機関で唯一、構成比10%を下回った。

スルガ銀行の不正融資問題は、創業家を巻き込んだ騒動に発展している。高収益を稼ぎ出したシェアハウスなど投資用不動産の個人向け新規融資は、問題発覚後に大きく落ち込み、経営への影響が避けられない事態に直面している。
取引先の企業からは、「支店が近くにあり数十年の取引。今回の件は大変残念」(アパレル関連)との声もある一方、「デリケートな問題で、今後の(スルガ銀行との)取引意向の回答は控えたい」(建設業)と、取引企業はスルガ銀行との取引に微妙な間合いを持ち始めている。
スルガ銀行の再建策は流動的だ。貸出の中心を企業向けに舵を切るのか、個人向けに特化した状況を継続するのか。不動産向け貸出はどう展開するのか。ビジネスモデルの構築には難題が山積し、いずれも取引先への影響は小さくない。単なるスルガ銀行再建という一企業の目先の動きに振り回されず、地域への影響も併せた検証が必要になっている。
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