安倍首相の電撃辞任発表を受けて、菅義偉官房長官が自民党総裁候補として立候補した。総裁に選ばれると、次の首相として国政の舵(かじ)取りをすることになる。注目されるのは、新たな経済政策だ。
菅長官はマスメディア各社とのインタビューで、自らの経済政策として中小企業や地方銀行などでのM&Aを積極的に推進する方針を明らかにしている。「菅政権」が発足すれば、国内企業は企業規模拡大のための再編ラッシュを迎えることになりそうだ。

その第一弾となりそうなのが日産自動車<7201>。「中小企業でも地銀でもない日産がなぜ?」と思われるかもしれない。が、中小企業と地銀の再編には時間がかかる。とりわけ中小企業のM&Aは、新政権成立直後に急増したとしても国民の耳目を集めない。
よほどユニークな企業でない限りマスメディアも取り上げないし、ニュースになるとしたら「中小企業のM&A件数が過去最高」といった内容ぐらいだろう。そうした「数の成果」をアピールするには、最低でも1年かかる。
菅長官が首相に就任した場合、遅くとも2021年10月には衆議院議員選挙という国民の審判が待っている。そのためには経済政策の目玉となる「企業再編」で大きな成果を出したいはずだ。中小企業や地銀の再編を待っているようでは、とてもではないが間に合わない。
経済産業省の事業再編研究会は5月22日、事業再編の促進に向けた検討課題に関する報告書をまとめた。経産省は今回の報告書に基づき、6月末をめどに正式な「事業再編実務指針」を策定・公表することにしている。
新型コロナウイルスの影響が企業の設備投資に影を落とし始めた。先行き見通し難を理由に設備投資を計画する企業が減少する中、生産性の向上やテレワーク導入に関する投資が目立ってきた。
政府は新型コロナウイルスの緊急経済対策としてまとめた2020年度補正予算に、中小企業の事業承継支援策を盛り込んだ。総額100億円を投入し、新たな補助金制度や全国ファンドの創設などを推進する。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、週明け13日も臨時休業や延長を決める外食・サービス企業が相次いだ。日本スキー場開発では長野県などで運営するスキー場の早期営業終了を決めた。
経済産業省は3月13日、大手電力会社の発電事業と送配電事業を分社化する法的分離(会社分割)を認可した。