昨年の11月、埼玉県八潮市の市立資料館を訪れる機会があった。たまたま交通史の展示がなされており、東武日光線開業記念(1929年10月)の風呂敷が展示されていた。風呂敷には東武鉄道の路線図が描かれており、よくみると東上線の上板橋と伊勢崎線の西新井駅を結ぶ西板線が計画線として記載されていた...
阪神・阪急の経営統合の真のねらいは、旅客輸送のシェアを高めるJR西日本に対抗して、阪神・阪急がJR包囲網を築くことにあった。その対象は、不動産・百貨店・ホテルなど、阪神・阪急の兼業部門にも及ぶ。
日本全国に伸びる鉄道網。戦後70余年はその拡大と縮小の歴史でもあった。その歴史には鉄道各社が掲げる「鉄の理念」と、ライバル会社との競争を生き抜くしたたかな「鉄の思惑」が交錯する。鉄道の資本移動という観点から、その歴史を振り返ってみる。