
M&A仲介は売り手と買い手の間をつなぐ仕事。一方、FAは売り手企業、買い手企業のどちらかについて、交渉窓口となる仕事です。
仲介の場合は同じ会社が売り手と買い手の間に入るので、スピード感があり、スムーズに進むケースが多いのです。
仲介会社は双方の会社から手数料が得られるメリットがあります。5億円で手数料5%の取引だった場合を想定しましょう。買い手側から5%の2500万円、売り手側から5%の2500万円が入るのです。
M&Aの手数料はレーマン方式と呼ばれる一定のルールがあります。M&Aの規模が大きくなるにつれて報酬料率が低下する仕組みです。仲介会社によって幅がありますが、最低報酬は500万~3000万円以上とみられます。一例を示してみます。
| 取引額 | 手数料率 |
|---|---|
| 取引金額5億円まで | 5% |
| 取引額10億円から50億円まで | 3% |
| 取引額50億円から100億円まで | 2% |
| 取引額100億円以上 | 1% |
算出基準となる取引額としては「移動総資産」(株式価格+負債総額)、「企業価値」(株式価格+有利子負債)などさまざまなケースがあります。
数百億円規模の買収の場合、スピード感よりもいかに納得した条件が売買が成立するかが重要になります。売り手はできるだけ会社を高く売りたい、買い手はできるだけ安く買いたいと思っているからです。
FAはクライアント企業が納得する条件を引き出す役目を担っているのです。FAは単純にM&Aの窓口になるだけでなく、クライアントや買収先企業の財務状況などを勘案しながら、買収断念のアドバイスを行うこともあります。
M&Aに関連する仕事は相当な知識レベルが要求されます。
M&Aのコンサルタントは、事業会社の経営者や財務責任者、金融機関などと円滑なコミュニケーションがとれなければなりません。それを少ない人数で行うので、一人当たりにかかる負担は大きく、責任重大な仕事になります。
仲介業の場合は営業力が必須スキルとなります。ビジネスのあらゆる領域の専門知識を要求され、コミュニケーション能力が問われるのです。専門分野に特化するFAとは、また違った難しさがあります。
さらに仲介、FAともに巨額の買収金額が絡んでいるので、ミスは許されません。企業が多くの人の雇用を守っていることも考えると、社員の人生をも左右する仕事です。
高額報酬の裏には、こうした高いスキルとともに業務内容の厳しさがあるのです。
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