数あるビジネス書や経済小説の中から、M&A編集部がおすすめの1冊をピックアップ。M&Aに関するものはもちろん、日々の仕事術や経済ニュースを読み解く知識として役立つ本を紹介する。
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『日本型ブリッツスケール・メソッド 日本M&Aセンターの経営成長戦略』 島田 直樹著 日本経済新聞出版社 刊
書名にあるブリッツスケールとは爆発的な成長という意味で、アップルの売上高が1兆円から2兆円になるのに2年しかかからなった事例やアマゾンの時価総額が3年で3倍になった事例などを指す。
そして日本版ブリッツスケール企業の代表例としてM&A仲介最大手の日本M&Aセンターを取り上げ、ブリッツスケールを支える仕組みなどについて紹介したのが本書だ。
著者は経営コンサルタントとして2007年から日本M&Aセンターとかかわりを持ち、その後10年間、社外取締役として同社の成長を見てきた経験を踏まえ、成長志向の高い企業向けに成長のノウハウを開示する目的で本書をまとめ上げた。

3部構成になっており、第1部は日本M&Aセンターの概要や沿革、ビジネスモデルなどについてまとめており、第2部は同社の成長のための事業戦略や経営システム、人材などを、第3部では他社が同社から学ぶべき点などを解説している。
全編に中堅・中小企業の経営者をはじめ起業家や大企業の新規事業担当者、子会社の経営者らに役立つ事例と考え方がちりばめられている。中でも第2部2章の最後に書かれている次の文章が印象的だ。
日本M&Aセンターの三宅卓社長は「日本M&Aセンターは素晴らしい業績で調子が良いですね」と言われることを好ましく思っていないという。それは「調子が良かったわけではない。素晴らしい業績は緻密に考え、そうなるように経営をしているからこその当然の結果である」との考えだからだという。
本書には日本M&Aセンターがこれまで取り組んできた「緻密な考えと業績を上げる経営」とは何であるかが、まさに様々な事例とともに示されている。経営者向けの指南書としてだけでなく、サラリーマンの働き方の参考書としても活用できそうだ。(2020年3月発売)
文:M&A Online編集部
多少リスクがあっても積極的に投資するエンジェル投資家の実態を詳らかにすることで、日本のスタートアップの現状や今後の課題などを示した。 今この分野で何が起きているのかを本書を通じて理解することができる。
M&Aの現場を立体的に理解するうえで、うってつけの一冊。M&Aの具体的な流れをストーリーを交えて解説する。案件着手からクロージング(取引成立)までの時系列に沿って、その要点を大づかみできる。
「事業承継についてそろそろ考えようと思っていたけど何から考えればいいのかわからない」「何から始めたらいいのか悩んで取り掛かれなかった」という経営者向けに書かれたのが本書。
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