筆者には、トルケマダが、ペトロと並んで原始キリスト教の大陸マーケティングに決定的に重要な役割を果たしたサウロと重なって見える。サウロは、もともと熱心なユダヤ教ファリサイ派のユダヤ人で、ユダヤ教イエス派を激しく弾圧した。
しかし、ダマスコの地へ向かう途上でイエスの声を聞き、回心したという。(新約聖書:使徒言行録9章3)そして、洗礼後パウロと名乗り、イエス派教徒の重要な指導者の一人として、異邦人を対象とした大陸伝道に深く関わる。そして原始キリスト教の確立と拡大において、決定的な役割を果たすのだ...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。