両者は共にアブラハムを始祖とする一神教であり、人々は神との契約によってガバナンス(統治)されると信じる点で共通している。ユダヤ教徒にとってそれは律法(タナハ)であり、イスラム教徒にとってはイスラム法(シャリーア)だ。
メシア信仰(神との契約を遵守した対価として、いつか救世主が現れ人々を救うという信仰)における両者の態度は微妙に異なるが、「ナザレのイエスはキリスト(救世主=メシア)ではない」という立場では一致している。一神教の構造的に両者は非常に類似しているのだ...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。