一方、こうした大きな変化に乗じて、自分の利益拡大を図ろうとする人が出てくる可能性もゼロではありません。丁寧な説明、納得性の高い説明は当然ですが、それでも混乱を招くような態度の人たちに対しては、どう向き合うべきでしょうか。
凡(おおよ)そ、人を諫(いさ)めんと欲するには、唯(た)だ一団の誠意、言(げん)に溢(あふ)るる有るのみ。荀(いやし)くも一忿疾(ふんしつ)の心を挟まば、諫(いさめ)は決して入らじ。(『言志録』70諫言二則その一)
●忠告
人に忠告する時は、ただひたすら誠意を言葉にこめるだけである。もしも、ほんの少しでも怒りや憎しみを抱いていたら、忠告は相手に伝わらないだろう。
混乱をあえて起こそうとする人たちに対して、毅然とした態度で向き合うこと。ただし、「忿疾」(怒り、憎むこと)を持たないこと。いくら論理的に正しくても、そこに怒りの感情や憎しみの感情があると、相手には届かないのです。
人間というのは怒り、憎しみを強く持ってしまうと、理性的ではいられず、損得だけでは納得できません。むしろ利益を度外視した判断や行動に進みがちなのです。
相手の怒り、憎しみを理解するだけではなく、こちらも「このタイミングでどうして」といった怒りや、「信頼していたのに、なぜ」といった憎しみを高めてしまうと、どれほど言葉を費やしても相手には届きません。
これはとても残念なことですが、最後には、従わない、納得しない人たちが出てしまうことも覚悟しなくてはならないでしょう。それがM&A後の経営にとって重要な役割を持つ人材であったときには、大きな損失につながる可能性もあります。
どうすれば損失を最小にし、丁寧な説明で納得を得られるようになるのでしょう。それは突き詰めれば人間力になります。このとき発揮されるのは、日頃から信頼される言動を続ける力です。次回は、その人間力を高めるための言葉を紹介していきましょう。
※漢文、読み下し文の引用、番号と見出しは『言志四録』(全四巻、講談社学術文庫、川上正光訳注)に準拠しています。
文:舛本哲郎(ライター・行政書士)
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