中華料理店「日高屋」などを展開するハイデイ日高<7611>が三つの過去最高を更新した。2024年2月期の上半期(2023年3月-8月)、第1 四半期(2023年3月-5月)、7月単月の売上高がそれぞれ過去最高となったのだ。
2023年3月に値上げを行ったが、来店客数が増え続け単価も上昇。これに加え、コロナ禍で短縮した営業時間の延長やキャンペーンによる販促活動などが売り上げを押し上げた。
「餃子の王将」などを展開する王将フードサービス<9936>も2023年5月に単月として過去最高売上高を更新したあと、2カ月後の7月にこの記録を塗り替えた。
ラーメンやギョーザなどの中華料理の定番メニューは、コロナ禍を乗り越え、新しい成長軌道に入ったと言えそうだ。
ハイデイ日高の2024年2月期の売上高は上半期(第2四半期予想)が237億円(前年同期比34.6%増)、第1 四半期が117億2900万円(同37.4%増)といずれも過去最高を更新。2023年7月の売上高も前年同月比35.8%増となり、単月として過去最高となった。
こうした情勢を踏まえ、同社は2023年8月21日に2024年2月期の業績予想を上方修正した。それによると売上高は30億円多い470億円(前年度比23.1%増)に、営業利益は11億5000万円多い41億5000万円(同6.7倍)と大幅に上振れする見込みだ。
同社は2026年2月期に売上高480億円、営業利益率7.5%を目標とする中期経営計画に取り組んでいる。この目標に対し2024年2月期は、売上高で残り10億円のところにまで迫っており、営業利益率(8.8%)は、2年前倒しで達成できる情勢となった。
王将も2023年7月に発表した2024年3月期第1四半期決算で、売上高が過去最高となる246億2300万円(同8.9%増)に達し、営業利益も過去最高となる24億1500万円(同10.5%増)となった。
同社は2022年の5月と11月に値上げを行ったが、来店客数は伸び続けたほかテイクアウトやデリバリーも堅調に推移。2022年2月以降、前年同月比の売上高が過去最高を毎月更新しており、2023年5月には単月として過去最高を記録。その後2カ月後の7月に単月の過去最高記録を更新した。
外食産業はコロナ禍による影響が薄れ、来店客数は増加傾向にあるものの食材価格や人件費の上昇など厳しい状況下にあり、業績の回復が遅れている企業が少なくない。
そんな中、中華料理店を展開する両社は本格復活したと言ってよさそう。どこまで業績を伸ばすことができるだろうか。
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文:M&A Online
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