ハイブリッド型総合書店「honto(ホント)」で好評の「ブックツリー」は、本の専門家たちが私たちの“関心・興味”や“読んでなりたい気分”などに沿って、独自の切り口で自由におすすめの本を紹介する企画です。
そんな数あるブックツリーの中から、ビジネスパーソン向けのものを編集部が厳選! 教養や自己啓発、ビジネスの実践に役立つものをピックアップしてお届けします。
ブックキュレーター:藤野英人
「投資=ギャンブル」と思う方がいるかもしれません。でも、必ずしもそうではなく、投資とは、正しい考え方・方法を使うことによって、自分の人生を豊かにできる素敵な行動なのです。そのために必要なのは、正しい考え方・方法を身につけること。実際に経験するのが一番ですが、書籍で追体験して学ぶことも投資成功のためには重要です。

ベストセラーになった『スリッパの法則』の改訂版。投資先を選びたい人はもちろん、就職、転職、仕入れ先選び、顧客探しなど会社について調べたい人に参考になります。法則がひとつふたつ当てはまっているから良い悪いではなく、会社の文化を外から見るときの判断材料と考えてください。

私が尊敬する伝説のファンド・マネジャー。米国では人気薄だった投資信託を信頼できる長期投資の道具として普及させ、投資のイメージをよくした功績は大です。『スリッパの法則』も、本書に影響を受けた部分があります。彼の教訓は「投資は正しい。エキサイティングだ。ただし下調べをやらずに手を出すのは危険だ」。

日本にもこんな投資家がいたのです。苦学して東大教授になり、質素な生活の中「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資して富を築く。満60歳の停年退官を期に全財産を匿名で寄付。職業人としても日比谷公園、大濠公園等の設計や明治神宮の造園等大きな業績を残す。仕事、投資、生き方すべてのお手本にしたい本です。

「本当に大切なものは目に見えない」・・・『星の王子さま』に出てくるこの言葉は会社経営にも言えることです。会社を形作るのは「人」。ビジョンやミッション、人材がいかに会社の成長に大事か、それを具体的にどう経営に落とし込むかを実践的に学べます。投資先としての会社を深く知るための、生きた教材です。

メジャーリーグの貧乏球団を強豪チームに改革するさまを描いたノンフィクション。その手法は、評価は低いが実力のある選手をスカウトし勝率を上げること。これは「見えない価値」の数値化で、投資の極意です。主人公ビリー・ビーンと同様に「本質的な価値があるもの」を見つけることが投資家の仕事なのです。
ブックキュレーター:藤野英人

レオス・キャピタルワークス代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)。「ひふみ投信」ファンドマネジャー。1966年、富山県生まれ。1990年、早稲田大学卒業後、国内外の運用会社で日本株のファンドマネジャーとして活躍。2003年、レオス・キャピタルワークス創業。運用する「ひふみ投信」「ひふみプラス」は、高パフォーマンスをあげ続け、R&Iが選定する「R&Iファンド大賞2017」では最優秀ファンド賞をダブル受賞(NISA部門)。明治大学兼任講師、JPXアカデミーフェロー。主な著書に『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(星海社新書)、『ヤンキーの虎』(東洋経済新報社)など。
※本記事はhonto「ブックツリー」より転載
30年にわたって企業価値算定にかかわってきた著者は「バリュエーションは簡単な公式に美しく収斂する。それさえ理解すれば経営者や実務家として十分」と主張する。
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