「南州手抄言志録」は、西郷隆盛が『言志四録』から101条を抜き出して座右の銘としたものです。その中から私たちにも参考になりそうな言葉を探しています。その3回目も『言志晩録』から見ていきます。
難しい仕事に向かうとき、正しい判断をするために心を整えておくことを佐藤一斎は重視しています。前回は心や気力について触れました。
今回は不安になる場面で、励ましてくれる言葉をいくつか紹介していきましょう。ビジネスは常に相手があることです。相手をコントロールすることはとても難しい。ですが、その前に自分をしっかり保つことはできるはずだからです。
不安は未知からやってくるものですが、その中で少なくともちゃんと見ればわかるはずの自分自身を見つめて不安を減らすことも大切です。
とくにリーダーとしては。
果断は義より来たる者有り。智より来る者有り。勇より来る者有り。義と智とを併せて来る者有り。上(じょう)なり。徒勇(とゆう)のみなるは殆(あやう)し。(『言志晩録』 159 果断の原動力)
●勇気だけでは危ない
決断し行動する力は正義、叡智、勇気からやってくる。その中でも正義と叡智から決断し行動するのが理想だ。勇気だけから決断し行動するのは危険なことだから。
正義については、以前の「M&Aに効く論語7 義を果たす勇気とは?」などでもビジネスに使えるように考えてきましたが、一つには目的(パーパス)があります。みなさんの正義は、ビジネスを進める上でのパーパスでしょうし、それを進めるための技術やルール(コンプライアンス)でしょう。
つまり決断と行動のための力として、義(パーパス)は全社員が知っているいわば公理です。誰もがそれに則って決断し行動します。ただ、そこに叡智の差があります。個人の差がつきやすい部分でしょう。
では、「勇気ある決断」と周囲から見られる決断や行動は、いったいどういう意味があるのでしょうか。おそらく、外からは見えない叡智の部分を、第三者からは勇気だと解釈しているのではないでしょうか。
なにをするにしても不安はつきまとうものですが、それを勇気だけで解決するのは愚なのです。義に則り、叡智をふり絞ること。その過不足が結果を左右することになるのでしょう。
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