とりわけEUにおいて対内直接投資活動に対する新たな、あるいはより厳格な規制の実施を加速させたことは、COVID-19パンデミックの影響の一つといえます。例えば、欧州委員会は、2020年3月にEU加盟国が対内直接投資の審査制度をフル活用することを奨励する改訂ガイダンスを発表しました。最近ではフランス、オランダ、ドイツ、イタリア、スペイン及び英国の政府が、各々の対内直接投資の審査制度を強化しました。
これらの新たな措置は、健康、医薬品、医療機器、治安に影響を与える分野に関わる国内事業、戦略的に重要なセクターの事業やパンデミックによる経済的影響により外国投資家からの買収を受けやすい事業を保護することをしばしば目的としています。
その結果、対内直接投資を検討している外国投資家は、より強化された審査に直面することになり、投資しようとしている国の対内直接投資の制度に細心の注意を払う必要があります。特に複数の審査制度が関係する複数の法域をまたがる取引については、これらの制度についてうまく調整し、戦略的なアプローチを採ることができるリーガル・アドバイザーと協働していくことが重要になります。
本ホワイト・ペーパーでは、EUレベル及び欧州・中東の主要な法域における対内直接投資の審査制度の概要について説明しています。これらの法域における海外投資を考えている日本企業にも関心のあるトピックと考えられることから、紹介する次第です。詳細は、添付資料(オリジナル英語版)をご参照下さい。
添付資料 FDI Screening in Europe and the Middle East.pdf
弁護士 森 雄一郎
弁護士 堀池 雅之
ジョーンズ・デイ法律事務所 ホワイトペーパー「欧州・中東における対内直接投資の審査」より転載
ここに記載されている見解および意見は執筆担当者の個人的見解であり、法律事務所の見解や意見を必ずしも反映するものではありません。
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