2024年の上場企業によるMBO(経営陣による買収)は6月初めに早くも10件(届け出ベース)に達し、5年連続で2ケタに乗せた。このままいけば、年間件数は2021年の19件を超えて、過去最多だった2011年21件を13年ぶりに更新する可能性がある。
MBOは上場企業の看板を自ら下ろし、株式市場から退出することを意味する。何が経営者をMBOに駆り立てているのか。
上場企業のMBOはTOB(株式公開買い付け)を通じて行われ、創業者や創業家出身の経営陣が主導するケースが大半だ...
日本企業がかかわる海外M&Aの相手国として米国が断然トップに立つ。件数でこれに次ぐのが中国だ。米国、中国は世界1位、2位の経済大国だけに順当といえるが、M&Aの中身を子細にみると、実は好対照をなす。
上場企業の海外M&Aが2023年、急回復を遂げた。年間件数(適時開示ベース)は216件と前年比60件の大幅増となり、2016年(207件)以来7年ぶりに200件台に乗せた。
2023年のM&A戦線は終盤、MBO(経営陣による買収)ラッシュの様相を呈した。しかも数千億円の巨額案件が連続した。その一つが人材サービス業界から飛び出した。