一般社団法人日本取締役協会は、2025年12月5日、「未上場企業におけるコーポレートガバナンス提言書」(「本提言書」)を作成・公表しました。
本提言書は、日本に存在する178万社の法人のうち、多数を占める未上場企業に焦点を当て、ガバナンス強化の重要性と方向性を示すものです。具体的には、未上場企業を、①スタートアップ企業、②昭和型企業及び③非上場大企業の三類型に分類した上で、各類型に応じたそれぞれの実情を踏まえたガバナンス強化策をそれぞれ提示するものになっております。具体的な各類型及び各類型に共通する提言の概要は下表のとおりです。

本提言書は、一貫して、未上場企業にとってのコーポレートガバナンスが、成長のブレーキではなく、信頼と持続成長を生む加速装置であるという認識の下、実効的な体制整備の重要性を訴える内容となっています。
本提言書末尾には、横断的な視点から共通課題を整理し、実務的に活用可能なチェックリストとして、「ミニマムコーポレートガバナンスチェックリスト」も添付されており、未上場企業にとって実務的にも有用なものとなっています。
パートナー 大石 篤史
アソシエイト 幸田 遼
森・濱田松本法律事務所 Client Alert 2026年1月号(第145号)より転載
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東証は、2025年4月23 日、外国投資信託等に組み入れられている株式等についても、原則として、流通株式として取り扱う旨の見解を公表しました。
内閣府の規制改革推進会議は、5月28日、M&Aの際に発生する「のれん」の会計処理の在り方の検討を含めた「規制改革推進に関する答申」(「本答申」)を公表しました。
2024年10月17日、東京証券取引所(「東証」)は、従属上場会社における少数株主保護の在り方等に関する研究会(第2期)第6回会合を開催し、親子上場等に関する考え方と今後の方針案を公表しました。
法務デューデリジェンス(DD)における株式パートのチェックポイントを解説。株式に関するDDが不十分だった場合には、M&Aの有効性自体に問題が生じる事態も想定されるため、特に慎重な確認が必要です。
「組織」に関する法務デューデリジェンス(DD)での確認事項を解説。主に中・小規模の非上場会社を対象としたDDを念頭に説明します。
中小企業庁は、事業承継・M&Aをより一層推進するための必要な施策の方向性を検討するために、「中小企業の経営資源集約化等に関する検討会」を改組し、中小企業の事業承継・M&Aに関する検討会を設置しました。
中小企業庁は、中小M&A ガイドラインの初版の公表から3年程度経過し、新たに見えてきた課題に対応するため、2023年9月、中小M&A ガイドラインの改訂版を公表しました。
経済産業省は、2023年3月28日、「買収提案に関する当事者の行動の在り方等に関する指針」の原案を公表しました。
経済産業省は、2022年11月18日、「公正な買収の在り方に関する研究会」を立ち上げました。買収提案に対する当事者の行動の在り方や、買収防衛策の在り方等について検討を行うことが予定されています。