コロナ関連破たん 個室居酒屋の「アンドモワ」が事業停止
完全個室の居酒屋経営を運営していたアンドモワは10月29日までに事業を停止した。負債総額は約100億円で、飲食業のコロナ関連破たんとしては最大となる。
~劇団「わらび座」などを運営、コロナによる公演自粛も~
(株)わらび座(TSR企業コード:220168792、法人番号:4410001008600、仙北市田沢湖卒田字早稲田430、設立1971(昭和46)年3月、資本金4900万円、山川龍巳社長)は10月22日、秋田地裁に民事再生法の適用を申請し11月2日、民事再生開始決定を受けた。申請代理人は中村隆弁護士(札幌総合法律事務所、札幌市中央区北5条西11-17-2、電話011-281-8448)ほか2名。
負債総額は債権者1596名に対して約14億4600万円。
劇団「わらび座」の運営のほか、温泉旅館、地ビール製造なども手掛け、劇団「わらび座」は劇場や国内外での公演を年間約1000ステージ開催し、日本有数の劇団として活動していた。また、劇団「わらび座」を中核とした芸術とリゾートを結合した総合文化エリア「あきた芸術村」を展開。ピークとなる2005年3月期には売上高約21億円をあげていた。
しかし、主力の劇団部門が苦戦を余儀なくされていたほか、温泉旅館なども不採算部門が多く、財務基盤は悪化。2020年3月期は「新型コロナウイルス」感染拡大による公演の自粛などもあり、売上高は約12億1600万円にとどまった。
その後も新型コロナウイルスの影響で、2020年6月上旬まで演劇および宿泊サービスの休業を余儀なくされたうえ、来県客の減少や県外公演の自粛等もあり、2021年3月期の売上高は約5億4000万円まで落ち込んだ。2022年3月期に入っても業況は回復せず資金繰りが逼迫し、今回の措置となった。
現在、営業は継続中で、今後は一般社団法人わらび座(TSR企業コード:692745297、法人番号:7410005006424、仙北市)が当社の事業を承継することを前提に、(株)システムソフト(TSR企業コード:870189360、法人番号:7290001017693、福岡市中央区、登記上:東京都千代田区)のfabbit事業本部や、わらび座新法人サポート体制(三浦廣巳会長)などの支援体制のもとで、非営利法人として再生を図る意向。
完全個室の居酒屋経営を運営していたアンドモワは10月29日までに事業を停止した。負債総額は約100億円で、飲食業のコロナ関連破たんとしては最大となる。
「池上彰の学べるニュース」シリーズなど著名な作者の出版を手掛けていた海竜社は9月7日、事業を停止し東京地裁への破産申請を弁護士に一任した。負債総額は約2億4000万円。
マリーン5清水屋は8月5日、山形地裁酒田支部に破産を申請し8月13日、破産開始決定を受けた。同社は地域密着型の総合デパート「マリーン5清水屋」の運営会社で、負債総額は約9億3700万円。
インドメーカーのビールやウイスキー等を日本に輸入販売していた株式会社UNITHINXは7月29日、東京地裁から破産開始決定を受けた。
機内食卸などを手掛けるムツミグローバルフーズネットワークと関連会社のフードリンケージが7月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は2社合計で44億9652万円。
水中造形センターは7月12日までに事業を停止し、7月中をめどに破産を申請する予定。同社はスキューバダイビング専門雑誌「月刊マリンダイビング」の編集・発行のほか、旅行業も手掛けていた。
都内で日本料理・寿司店を展開していた竹若は7月14日、東京地裁に破産を申請することを決定した。親会社のあさくま<7678>などが発表した。負債総額は約9億9700万円。
AKB48グループの握手会などのイベント企画や運営を手掛けていたSLDKは5月19日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者8名に対して約4000万円。
電力管理システムのベンチャー、パネイルは5月18日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。負債総額は約61億円。
エステサロンを都内で複数運営していたハリリブールが2月10日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約300名に対して約1億円。
「ランドネ」「ハワイスタイル」などを発刊していた枻(えい)出版社が2月9日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全監督命令を受けた。負債総額は債権者712名に対して約58億円。
広島県内を中心に関東圏にも店舗を展開する大手書店のフタバ図書が、ファンドなどが出資する新会社に3月1日付で事業譲渡すると発表した。事業再生ADR手続きを活用する。
亀山湖カントリークラブ(君津市)を運営する東京ベイサイドリゾートが1月21日、千葉地裁に特別清算を申請した。スポンサーにリソルホールディングスを選定。ゴルフ場は新設会社が承継する。
静岡の製紙大手・大興製紙が東京地裁に会社更生法の適用を申請し、同日、監督命令兼調査命令を受けた。負債総額は債権者310名に対して約140億800万円。レンゴーがスポンサー候補へ。
オペラ振興団体の東京室内歌劇場が12月23日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約2億1800万円。一般社団法人東京室内歌劇場は事業を継続しており、オペラの公演などの主業務は行われている。
ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡市)の運営会社が12月7日、福岡地裁より民事再生開始決定を受けた。負債総額は約150億円。
名門アパレルのレナウンが11月27日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には永沢徹弁護士が選任された。民事再生時点で負債総額は138億7900万円。
かまぼこ小田原御三家の(株)丸う田代が10月1日、破産申請を弁護士に一任した。負債総額は24億2446万円(2020年3月期末時点)。4月の緊急事態宣言以降、厳しい経営が続いていた。