日本政府が増税してまで導入を目指している「敵基地攻撃能力」に思わぬ逆風が吹いてきた。ウクライナが旧ソ連製の無人機でロシア南部の空軍基地を爆撃。ウクライナ本土を攻撃するロシア軍爆撃機の破壊を狙ったもので、まさに日本が検討している自衛のための「敵基地攻撃」だ。しかし、ウクライナを支援している米国からは意外な反応が返ってきた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官が「ウクライナにロシア攻撃を奨励しない」と表明したのだ。その代わり米国は迎撃ミサイル「パトリオット」を供与し、ウクライナを「専守防衛」へ誘導している。その真意は米国がロシア本土攻撃に関与したとの疑惑を払拭するため。そして、ロシアを刺激してウクライナ紛争が激化するのを防ぐためだ。
確かに自衛のための敵基地攻撃は「正論」だが、それで紛争が泥沼化しては支援する欧米諸国が困る。ウクライナ紛争に伴うエネルギー危機で、欧州は厳しい冬を乗り切るのに苦労している。エネルギー価格の高騰は、米国でも激しいインフレを引き起こす要因の一つだ。欧米諸国にとって、紛争の長期化につながりかねないウクライナのロシア本土攻撃は好ましくない。
ロシアのウクライナ侵攻が長期化する中、ロシアで現地生産などを展開する日本企業の撤退が加速しそうだ。自動車メーカーの事業撤退が相次ぎ、日産、マツダは「1ユーロ」でそれぞれ譲渡すると発表した。
10月28日、米企業家イーロン・マスク氏によるツイッターの買収により、中間選挙を11月8日に控えた米国で選挙に関する大量の誤情報が解き放たれるのではないか、との懸念が生じている。
経済産業省は8月4日の産業構造審議会の総会で、2023年度予算概算要求の骨格となる「経済産業政策の重点」案を示した。主要施策には、中小企業・小規模事業者の事業承継やM&Aの促進などを盛り込んだ。