勅許状には、VOCの株主になる要件として「オランダ市民」でなくてはならないと明記されている。では、ここでいうオランダ市民とはなにか。それは「キリスト教プロテスタント・カルヴァン派」の教徒を指すと考えてまず間違いない。それがオランダの国教となっていたからだ。
オランダがユダヤ教徒に対して宗教的寛容を示したのは間違いない。しかし、それはこの時代の大前提だった「1国家1宗教」の原則を超えるものではなかった...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。