ここで大航海時代初期の歴史において、最も奇跡的な出来事のひとつが起こる。オランダは驚くべき短期間で、ポルトガルの独占ルートであったはずの喜望峰ルートを自ら攻略することに成功したのだ。
筆者は、オランダが喜望峰ルートを短期間で開拓することに成功した背景に、離散ユダヤ教徒の貿易商人たち(いわゆるポルトガル商人と呼ばれる人々の一部)の少なからぬ貢献があった可能性は非常に高いと考えている...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。