クラウドファンディングでレストラン開業も振るわず。川田農園が倒産
無農薬野菜を栽培・販売する川田農園。クラウドファンディングを活用し、無農薬野菜を主役としたレストラン運営にも進出するも、顧客の一巡によりジリ貧状態となり、破産した。負債総額は約1億5000万円。
公開日付:2017.10.26
10月20日、東京地裁に民事再生法の適用を申請したラポール(株)(TSR企業コード:576523089、東京都港区、五十嵐孝夫社長)の問い合わせが後を絶たない。23日の債権者説明会では、再生手続きに賛成する意思を示した債権者はいなかった。
東京商工リサーチ(TSR)にラポールの信用不安説がもたらされたのは2015年後半。その後も情報は飛び交い、2017年初めには支払遅延、税金滞納など深刻なレベルに変わっていった。
ラポールはインテリアフラワーの販売を手がけ、全国の有名百貨店にも積極的に出店。最盛期は65店舗まで拡大した。一時はTSRの取材に鈴木前社長は「株式上場も視野に入れている」と意気込んだ。
ところが、2017年に入るとラポールは責任者が不在との理由で取材を避けるようになった。
今年3月。本社を訪問すると本社1階の店舗では年度末のクリアランスセール中だった。ところが、そのさなかの3月28日、「社内研修のため臨時休業」の紙が張り出され、店舗内に人影はみえなかった。セール中の社内研修とは不可解だ。その後、営業を再開したが、照明はついていても店員は見当たらない。ドアに鍵がかかっていることも多かった。その頃には支払遅延や店舗閉鎖の情報も流れた。

10月4日、午前11時。電話がつながらない。ラポール本社に向かった。数名の社員とOBと思しき関係者がビル内の本社入口にたむろしていた。話を聞くと、鍵を持つ社員がまだ出社せず中に入れないという。そのうち女性が携帯電話で鍵を持つ社員に電話を掛ける。繋がらない。困惑した顔つきで黙ってうつむいている。隣の人は、「会社の電話がつながらないのはリストラで社員が急激に減っているからだ」と苦々しく吐き捨てた。午前11時30分、鍵を持つ社員が到着し、ドアを開けて彼女たちは中に姿を消した。管理体制の崩壊が、どれほど社内のモチベーションを下げるか目の当たりにした瞬間だった。
10月中旬のある日。ラポールへの取材で、匿名を条件に会社関係者が重い口を開いた。「資金を借り入れていたファンドから夏に破産を申し立てられ、東京地裁での2度の審尋も終えた」と苦しい経営の一端を話し始めた。「このままでは破産しか選択肢がない。(対抗するため)スポンサーを探してプレパッケージ型の民事再生法の準備を進めている」と事業継続への努力を訴えた。
株式上場を意気軒昂に訴えた鈴木前社長だが、今どこでラポールの倒産劇をみているのか・・・。債権者の協力が難しい状況では再建への扉は重い。再建を信じる社員の顔が目に浮かんでくる。
(東京商工リサーチ発行「TSR情報全国版」2017年10月27日号掲載予定「取材の周辺」を再編集)
無農薬野菜を栽培・販売する川田農園。クラウドファンディングを活用し、無農薬野菜を主役としたレストラン運営にも進出するも、顧客の一巡によりジリ貧状態となり、破産した。負債総額は約1億5000万円。
預託金の返還に見通しが立たず、地元屈指の名門ゴルフ場である塩原カントリークラブが民事再生法を申請 した。負債総額は債権者約1900名に対して12億887万円。
広島の介護施設運営会社リプルケアーセンターが破産。負債額は23億円。施設内には約100名が入居中で、事業継続できる譲渡先を探している。
エアバッグのリコール問題で破綻の危機のあるタカタ。6月26日には東京地裁に民事再生法の適用を申請した。タカタの債権者のトップにアメリカ合衆国の名前が上がったことが話題になっている。
巨額のリコール問題に揺れるタカタ。東京商工リサーチのアンケート調査によると、同社のグループ企業と取引する企業の約9割が、今後も取引の継続を望んでいることがわかった。
フード・プラネットと関連会社5社は6月2日、東京地裁より破産開始決定を受けた。6社合計の負債総額は16億1408万円。フード・プラネットは東証2部に上場していたが、5月29日に上場廃止となっている。
通信機器メーカーの日東通信機は5月31日、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。負債総額は債権者435名に対して約28億円。
専門情報誌「週刊住宅」発行、「うかるぞシリーズ」等の資格試験参考書を出版する週刊住宅新聞社が5月1日付けで事業を停止した。
青山・表参道のヘアサロン HAIR DIMENSION が倒産。カリスマ美容師ブームのさきがけとして高い知名度を有していたが、近時は実質的に店舗を閉鎖していた。
3月27日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた格安旅行業者のてるみくらぶ。後編はどうしたら被害は防げるのかについて考察する。
3月27日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた格安旅行業者のてるみくらぶ。3月23日から破産申請した27日までの現地取材をルポする。
脱毛サロンの「エタラビ」が倒産した。負債総額は約49億6400万円と現時点ではエステティック業界で過去3番目の大型倒産で、一般会員約9万人が影響を受ける可能性があるという。
突然のイベント中止で出店料の返金がされないなか、「グルメンピック」を主催した大東物産が破産を申請した。出店料はどこに消えたのか。その行方を追った。
グルメンピックの開催延期を受けて、出店者側と返金でトラブルになっていた大東物産が破産申請を行った。負債総額は1億2340万円。債権者は510名。
2016年に休廃業・解散した企業数は2万9,583件と調査開始以来、過去最多となった。休廃業・解散の大きな要因に、高齢化と後継者不足があることがわかる。
神戸を中心に展開する焼き菓子とパンのお店「イグレックプリュス」が倒産しました。負債総額は約約6億7300万円とのことです。
神田カレーグランプリで3年連続準グランプリを受賞したインドカレー店のシーディークが倒産しました。負債総額は約3億3000万円とのことです。
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