鳴り物入りの大型M&Aがご破算となるケースが相次いでいる。2月に入り、ソフトバンクグループが半導体設計子会社の英アームの米半導体大手エヌビディアへの売却を断念したのに続き、国内では地銀のフィデアホールディングス(HD)と東北銀行による経営統合が白紙に戻ることになった。最近3年でみても、いったん合意しながらM&Aが中止となる案件は大小合わせて25件(適時開示ベース)を超える。
ソフトバンクGがアームを買収したのは2016年...
M&A分野でも「東京一極集中」は揺るがない。東京都は大阪府を5倍以上引き離す。2021年は静岡が上位10に食い込む。下位グループは西日本に集中し、「東高西低」がくっきり。
2021年(2021年1月1日~12月27日)に上場企業が子会社や事業を売却した案件が過去10年で最多となった。コロナ禍よる景気低迷が要因の一つで、過去最多を更新するのは2年連続。
2021年第3四半期(1-9月期)の日本関連M&A公表案件は16.7兆円と、前年同期から22.6%減少となったものの、1-9月ベースで見ると歴代3位の高水準となった。
2020年通年(1-12月)の累計件数は完了・届出ベースともに60件と、完了ベースで19件、届出ベースでは14件それぞれ前年を上回っている。2010年以降では同年の59件を上回る最高の件数となった。