金額非公表ながら、注目される売却案件が目についた。東急不動産ホールディングスは完全子会社で生活雑貨大手の東急ハンズ(東京都新宿区)を、ホームセンター最大手のカインズ(埼玉県本庄市)に売却することを決めた。新型コロナ禍の影響で2年連続の最終赤字に陥るなど厳しい環境にあり、グループ内の経営資源による事業再構築では限界があると判断した。売却予定は2022年3月末。
東急ハンズは1976年に創業...
2021年(2021年1月1日~12月27日)に上場企業が子会社や事業を売却した案件が過去10年で最多となった。コロナ禍よる景気低迷が要因の一つで、過去最多を更新するのは2年連続。
2021年第3四半期(1-9月期)の日本関連M&A公表案件は16.7兆円と、前年同期から22.6%減少となったものの、1-9月ベースで見ると歴代3位の高水準となった。
2020年通年(1-12月)の累計件数は完了・届出ベースともに60件と、完了ベースで19件、届出ベースでは14件それぞれ前年を上回っている。2010年以降では同年の59件を上回る最高の件数となった。